多様な心理学の分野で実績がある教員がいるか確認

心理学を学べる大学は、学校の教職員やカウンセラー、臨床心理士など様々な職業を目指している若者の間で注目が集まっています。入学後に理想的な形で心理学を学ぶためには、各大学の心理学の教員の実績や指導科目、学生からの評価など大事なポイントを確認しておきましょう。特に、卒業後に心理学に直接関係がある仕事に就きたい人は、社会心理学や人格心理学、応用心理学など多様な分野で活躍している教員が揃っている大学を選ぶのがおすすめです。また、教員によっては三年生や四年生を対象にゼミナールの授業を担当していることがあり、卒業後に役立つ実践的な内容を学ぶことが可能です。なお、心理学の講義だけでなく実習にも興味がある人は、夏休みや冬休みの期間に志望校の見学会や説明会などの機会を利用して模擬授業を受けてみましょう。

心理学の検定試験の対策がある大学も増えている

大学で心理学を学びながら検定試験の対策をしっかりと行いたい人は、在学生を対象とした心理学の各科目の教員による対策講座があるところを探してみましょう。特に、難易度が高い心理学の検定試験については、独学で対応できない部分があったり、知識や経験が必要となったりすることもあるため、理解できない点があれば試験前に教員に質問をすることが大事です。心理学の検定試験の対策講座の有無や費用については、それぞれの大学の方針や受験を希望する学生の数などによって違いが見られます。そこで、入学をしてから後悔しないためにも、多くの心理学の検定試験の合格者を輩出している大学の取り組みについて確認しておきましょう。

心理学の大学では、座学だけではなく実験や実習も行います。様々な学習方法によって興味・関心を高め、心理学への理解を深めていきます。